着物の柄に込められた願い。兜(かぶと)柄のお話

こんにちは、カノです。
今週末は、七五三のレンタル衣裳の展示含めた予約会を開催ということで…
久々に着物の柄のお話をしましょう!
 
お宮参りの祝い着、七五三の羽織ともに人気の『兜(かぶと)』柄のお話です。
この柄には、兜をかぶる武将のように勇猛で、強くたくましくそだって欲しいという願いが込められています。
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また、前立に、天に昇るイメージから上昇と発展の象徴である『龍』をあしらった絵柄は
さらにお子さまの向上心や発展を願う気持ちが込められています。
凛々しい龍が兜に乗っているのは、かっこいいだけじゃなかったんですね。
 
少し話はそれますが、兜の柄に良く描かれるこの部分、何かご存知でした?
くわがら
鍬形(くわがた)と呼ばれる兜の飾り(立物たてもの)なんですが….
そう、カブトにクワガタ???
私もはじめ、え?と思ったんですが、鍬形の源流はクワガタでなく、鹿の角が起源だそうです。
細くて長いものを『鍬形』、幅広いものを『大鍬形』と呼ぶそうです。
どうしてもクワガタ、オオクワガタ。このイメージが先に出ちゃいますね。
 
どちらにしても、強さの象徴として男の子の柄として人気が高いワケですね。
 
五歳さんになると、お子さまの好みも出てきますが衣裳選びをされる際に
お子さまへの願いちょっと意識して、お着物を選ぶのも楽しみの一つですよ!
 
お時間がある方は、予約会にぜひいらしてくださいませ!
2015予約会A4
 
By カノ
 
 
 

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