スマホで撮れるピンホールカメラ「暗箱」開発秘話02:ダンボールアーティストとの出会い

こんにちは、フォトハウスの堀です。

 
息子のピンホールカメラに「僕の中の少年の心」を動かされてから
約1年が過ぎようとした時のことです。
いつものように、何かアイディアに煮詰まるとお邪魔する、西宮流(にしのみや スタイル)に行くと
そこに置いてあった「西宮風景箱」に目を奪われました。
 
紙製なのに精巧な作りで細かいところも丁寧に再現されている。
 
実は、それを作った小寺さんを僕は一方的に前から知ってて
ダンボールで椅子や机や棚などのデッカイものを作る人だとばかり思ってたのですが
実は、色んなものをデザイン、設計してはダンボールから切り出す
ダンボールアーティストさんだったんです。
ちょうどその頃、ピンホールカメラを夏休みの自由工作として作ろうと構想してた僕は
この「西宮風景箱」のような精度に出会って一気に現実味を帯びてきました。
切り出しの現場には行けてないのですが、精密なダンボールの切り出しって
カッターじゃなくてレーザーでカットするんですね。


 
 
早速、小寺さんにピンホールカメラの構想をお伝えして出来た
試作第1号機がこれ
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ミリ単位で設計されているので、試作1号機から余分な光のモレなどがないのは
さすがとしか言いようがありません。
普通にこんな事が出来てしまうのであれば、どんどんと欲が出てくるのは
僕のいいところ(悪い癖?)
この日から僕と小寺さんの試行錯誤が半年も続くとは、、、、
 
 

次回のお話は「開発秘話03:少年の心を持った大人たちに」です。

 
 
今回ご紹介したい人
小寺 誠さん(クラフトマンエッセンス 代表)
ダンボールを使って小さなおもちゃからデッカイ家具まで作っちゃう人。
ワークショップも盛んにされているので、工作が大好きな人は要チェック
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