スマホで撮れるピンホールカメラ「暗箱」開発秘話01:はじまりは息子

こんにちは、フォトハウスの堀です。
 
このカメラ、撮ること自体にコツがいるし。
スマホで撮れば超カンタンにキレイな写真が撮れるのに
面倒くさい手順で撮影したのに思ったよりキレイに撮れない
このピンホールカメラの魅力に興味を持つ人っておるんやろうか?
 
これは「暗箱」の設計もそこそこ進み、細かな調整に入った時の正直な気持ち。
 
 
でも今回は、そんな不安やそもそも「暗箱」という名前もまだなく
実際にピンホールカメラを設計とかそれを販売したりする気配もない
今からずいぶん前のお話です。
ご存知の方もおられますが、僕には子供がふたりいて
学校が休みの時はふたりともよくスタジオに来ます。
(スタジオに来たからって別に手伝いをしたり何かを撮るわけでもなく
いつも好き勝手に勉強や自分のしたい事をやってるだけなんですが:笑)
ある日(もう2年ぐらい前になるかなぁ?)
暇そうな息子に「ピンホールカメラ」作ってみる?
とほんの軽い気持ちで言ってみたんです。
別に強制したわけでもないのに小さい頃からカメラが好きで
僕が使ってたニコンをプレゼントしたら、普段はそれで感じるがままに
写真を撮っていたんですが「ピンホール?」という未知のワードに
想像以上に興味を示し
僕からピンホールの基本設計だけ聞くと
スタジオに置いてあったハッセルブラッドをモチーフに
早速工作に入りました。
 
 
 
ちなみにスタジオで使ってるハッセルってこんなカメラ
d4-24-70222
 
 
 
そして息子が作ったピンホールカメラ1号機はこちら
d4-24-70227
モチーフというより「再現」と呼んでもいいぐらいのこだわりが随所にあります:笑
 
 
 
特にカメラマンとして絶対ハズせないのが「シャッターボタン」
d4-24-70229
もちろんダミーですが:笑
 
 
 
でもね、この完成品を見た時に僕の中の「少年の心」がザワっと動いて
「カッコイイ!!」
「これ欲しい!!」
と真剣に感じたのは今でもハッキリ覚えています。
 
 
次回のお話は「開発秘話02:ダンボールアーティストとの出会い」です。